台風が訪れる時期になってきた。

最近は天候が不安定というか、タイミングがずれているというかよくわからないが、

世が乱れると天変地異が起こり、

安定した世には「吹く風、枝を鳴らさず、雨土くれを砕かず」と言う時代があったと聞くが。

小学生の頃、学校への田んぼの中の通学路が浸水して、学校に行けなかったことが度々あった

1度は床下浸水になったこともあった。

田舎の昔の家は、汲み取り式で外から木製の蓋を取ると便槽がよく見えていた。

汲み取り口の前には母が一生懸命作っていた猫の額ほどの畑があって、

そこに肥料と称して汲みとっては畑に埋めていた。

そんな時、あのトイレの排泄物はどうなったんだろうと思ったりしていたが、

でもさほど気にはならなかった。今考えると相当不衛生と言うことになるが。

でもなんとなく台風が過ぎ去った後、青空が綺麗で、清々しい気持ちでいたのはなんでだろう。

当たり前に季節がやってきて、当たり前のように少しの被害があったが、

いつも通りの生活がそこにはあったと思う。

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